ともだち活動

「ともだち活動」とは、「非行や、社会に適応できないなどの何らかの悩みを抱えた少年と『ともだち』になることを通して、彼らの自立を支援する持続的な活動」と表現される、BBSを特色づけてきた活動です。多くの場合、一人の子に一人のBBS会員がつき、相談相手や遊び相手、学習支援などを行います。
 ともだち活動において、子どもと会員は上下ではなく、平等・水平な関係です。それは、指導者としてではなく、同世代の友人として、心を許せる関係を築くということです。それこそが、保護観察官とも保護司とも違う、BBSならではの関わりなのです。ともだち活動は、保護観察官・子ども家庭センター(児童相談所)・中学校・家庭などから依頼を受けて開始されます。


サポート部会

ともだち活動をしている会員をサポートする部会です。会員がともだち活動をすることで抱えた悩み等は依頼機関や地区会で報告・相談し、それにあった対応(行事企画等)を部会を中心にとっていきます。
 また、ともだちとの関係づくりは誰でも緊張と不安がつきもの。そのとっかかりに少年と担当会員が円滑な関係がきずけるようにカラオケやボーリング、日帰り観光等を企画して複数会員まじえて行事を組んだりもします。


レクリエーション活動

遊びやスポーツを通じて友達の目線に近づき、子どもと楽しくコミュニケーションをとる活動です。 花見やキャンプ、ハイキング、スポーツなど、さまざまなイベントを開催しています。
ともだち活動では1対1の関係が中心となりますが、レクではお互いにさまざまな会員、子どもと関わることができ、ともだち活動だけで は気づかない意外な面を発見することもできます。


研さん活動

子ども理解を深めるためのスキルを身につける研修を行っています。
 会員役や子ども役などを設定しロールプレイ(役割演技)をとおして、子どもの話の聴き方や接し方を学びます。また「子どもの権利条約」「子どもの虐待」など子どもに関する問題を話し合います。

   

社会参加活動

更生保護活動に対するご理解とご協力をいただくため、広報活動に力を入れています。たとえば、会報の発行、地域の学校や子ども家庭センターを訪問しての活動紹介、大学での座談会や講演会を実施しています。とくに近年は保護司会、更生保護女性会と連携し、社会を明るくする運動の強化月間には、各中学校区で行われる対話集会に参加して、一住民としての目線で活動しています。
 さらに、児童自立支援施設、少年院などへ訪問します。施設で生活する子どもたちと接することは、更生保護活動の重要性を身をもって感じることができます。また、関係機関を訪問することは、現場の問題に取り組んでおられる方々のお話を聞ける貴重な機会でもあります。
 今後も会報の発行や施設訪問に加えて、学生会員を中心とした大学でのイベント開催などに力を入れていきたいと思います。